貴州省畢節市ではこのほど、いわゆる「葬儀改革政策」が実施され、土葬することを許さず、火葬しなければならないという理由で、埋葬されたばかりの人の墓を掘り起こし、遺体を盗んだことが、人々の怒りを引き起こした。

 事件が起きたのは畢節市遷西県中坪鎮の涼風村で、現地の住民が、90歳を超える祖父が埋葬されたばかりでありながら、政府の人々が真夜中に墓を掘り起こし、遺体を盗んだと暴露した。

 現地の警察当局はこのことを認めた。当局はこの老人が亡くなった後、家族が火葬に協力しなかったため、地元政府の葬儀改革関係者が墓を掘り起こして、老人の遺体を火葬したと主張している。

 一方、村民たちは警察の主張を否定し、「お葬式のあいだ、火葬しなければならないという連絡はまったくなかった」と述べた。

 これに対して、多くのネットユーザーは、「墓を掘り起こして、遺体を盗むなんて、人でなし」、「刑法によれば、遺体、遺骨、骨灰を窃盗し、冒涜し、故意に損壊する場合、3年以下の懲役、拘留または制裁が科される」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)