最近、北京の複数のユースホステルが35歳以上の「中年」の受付を拒否していることがネット上で暴露されており、話題となっている。

 ネットユーザーの李さんはこのほど、北京市内の多くのユースホステルが35歳以上の中年を受け入れないとSNSで投稿した。李さんは、「ホテル予約プラットフォーム上で35歳以上の受付を拒否するユースホステルが多く、この規則が明記されていないユースホステルをやっと見つけたのに、電話で話をしている最中に、まさかこんな条件を出されるとは」と述べた。

 李さんはまた、「オーナーに理由を尋ねたところ、年齢が高いとベッドからの落下や事故が起こりやすいためだと言われた」と述べた。李さんはこれが言い訳に過ぎないことを知っていても、仕方がない。

 中国メディア「上游新聞」の記者が11日、北京のいくつかのユースホステルに連絡を取ると、年齢制限が一般的なことがわかった。記者は年齢制限を設ける理由について尋ねたところ、「生活習慣、睡眠時間の違いや年齢が上がると管理が難しくなるなど、理由はたくさんある」と答えた。

 この現象に対して、多くのネットユーザーは「ちゃんとした理由がないようだ。私が言いたいのは、ほとんどの人は35歳まで生きられる。『あなた』もいつか35歳になる。35歳以上の人々を差別するなら、社会の問題はますます深刻になる」、「35歳以上は本当に難しい。会社に嫌われるだけでなく、ホテルでも嫌われる」、「仕事を探すときも35歳以上はダメで、ユースホステルでも35歳以上はダメ。35歳以上の人は罪を犯したのか」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)