湖南省長沙市で11日、銀行強盗事件が発生した。地元警察当局によると、銀行を強盗すると称する人が自ら通報したのだという。その結果、数十人の警察官が現場に駆けつけた。

 中国公式メディアによると、湖南省長沙市で11日午前、銀行強盗事件が発生したという。長沙市公安局は、「事件発生する前、確かに通報を受けた。通報した人が銀行を強盗すると主張した」と述べた。その後、数十人の警察官が現場に駆け付けた。

 当局によると、関係者が警察によって制圧されており、具体的な情況は明らかにできないという。

 ネットユーザーが投稿した動画には、大量のパトカーや実弾を装填した警察が現場に駆けつけ、周囲には武装した特殊部隊が警備している様子が映っている。

 情報筋によると、銀行強盗というのは口実に過ぎず、実際の問題は通報人が外で生きていけず、刑務所で生き延びたいという。

 これに対して、多くのネットユーザーは、「八方ふさがりで、刑務所に行くしかない。人を傷つけたくないからといって、仕方なく、銀行強盗だと警察に通報した。本当にかわいそう」、「外では厳しい状況で、仕事の給料は食事や住まいの手当に十分でない。刑務所に入れば、食事や住まいが提供され、次の食事を心配する必要もない」とコメントしました。

(翻訳・吉原木子)