上海青浦区徐涇鎮にある海棠馨苑団地の住民はこのほど、住民委員会が住民たちの同意を得ずに、建物の外壁を大規模に改築したことに不満を抱き、工事を阻止した。双方は3日、激しい衝突を引き起こし、多くの警察が現場に駆け付け、十数人を強制連行した。
ネット上で出回っている動画には、住民が数十人の警備員に向かって「出て行け!」、「これは違法だって知っているのか!」と叫んでいる様子が映っている。双方は激しい衝突を引き起こした。
その後、当局は多くの警察を現場に派遣した。十数人が強制連行され、少なくとも1人の女性が7日間の行政拘留を受けた。
ある住民はラジオ・フリー・アジアとのインタビューで、「海棠馨苑団地の住民は2019年から、管理会社が提案した建物の外壁の改築に同意していない。対立が続いている」と暴露した。
また、一部の住民は、海棠馨苑団地の外壁改造工事には約2,000万元(約3.98億円)の費用がかかったが、コンクリートに断熱材を密着する工事が基準に達していないため、脱落の可能性がある。開発業者は外壁のタイルと断熱材を一括で撤去し、代わりに石塗りを塗装する案を出したが、この工事により住宅の価値が大幅に減少し、外壁の撤去後の断熱、防水、防音効果が著しく低下するとネット上に暴露した。
(翻訳・吉原木子)