中国の公式メディアは最近、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本などの国の人々が食糧難、失業、家のない状況にあると宣伝している。多くのネットユーザーは、これは実際には中国に苦しい日々がやって来るのを宣告していると分析した。
最近、公式メディアからSNSに至るまで、欧米の先進国はついに食べ物が足りなくなると宣伝している。たとえば、中国中央テレビ、新華社、人民日報などの公式メディアは6月29日、2022年にイギリスの7人に1人が飢えていたというニュースを報じ、多くの飢えたイギリス人がフードバンクの救済を受けていると大々的に宣伝した。
このほか、中国公式メディアは3月末にも米国シンクタンクの報告内容を引用し、約25%の米国の成人が飢えているとして大々的に宣伝した。
米国のシンクタンク、Urban Institute(都市研究所)が3月21日に発表した報告書によると、2021年から2022年の間に、食料安全保障問題を報告した米国の成人の割合は20%から24.6%に増加したという。
しかし、中国公式メディア「チャイナ・デイリー」は、この調査を「米国の成人の25%が飢えている」と曲解して報道した。
中国当局のこのような宣伝に対して、多くのネットユーザーは、「公式メディアが外国人が飢えていると大々的に宣伝しているのは、欧米の先進国でさえ、食料危機に陥っているため、近い将来中国人も飢えることになるだろうと予告している」とコメントした。
(翻訳・吉原木子)