最近、吉林省梅河口市で行われた強制撤去に抗議して起きた焼身自殺事件が、社会の関心を引き起こしている。
中国の元調査報道記者である鄧飛氏はウェイボーで、梅河口市北部新城コミュニティで26日午前、住民の王文洲さん(54)が強制撤去に抗議して、焼身自殺したと暴露した。鄧飛氏によると、地元では貧民街の改造を行い、王文洲氏は強制撤去料を受け入れなかったが、裁判所は王文洲氏に強制撤去を受け入れるよう命じた。その後、梅河口政府の役人と司法警察が強制撤去を執行したが、極端な事件が発生したという。
王さんの娘は、「政府の法執行部門が私たちの合法的な住宅を強制撤去しに来た。父は自己焼身して、抵抗したが、ダメだった。結局、私たちの住宅はやはり強制的に取り壊された。父は最後まで傷つけなかった。傷つけたのは彼自身だけだ」と述べた。
王さんは焼身した後、救急車に運ばれた。王さんの家族たちが一緒に行こうとしたが、当局によって暴力的に阻止された。
結局、王さんは27日の午前3時22分に亡くなった。王さんの娘は「今、私は家を失い、父も亡くなった」と述べた。
これに対して、多くのネットユーザーは、「庶民が正義を手にするために命を捧げなければならないなんて、とても悲惨だ」、「理論的には、私有財産で、私が立ち退きを望まないなら、いくらお金を出そうとも誰も取り壊すことはできないはずなのに、ここ(中国)ではまったく道理がないし、同意しなくてもどうにもならない、本当に無力だ」と述べた
(翻訳・吉原木子)