中国ではこのほど、あるニュースがネット上で話題となっている。経済の低迷により、四川省は楽山大仏を売却したという報道があり、それには「楽山大仏の観光遊覧車と露店の30年の経営権を一括で転売する」という競売の画像が添付されている。
楽山大仏管理委員会に確認したところ、この取引が実際に行われたことがわかった。管理委員会は「関連する規制に基づき、この経営権は公開競売した」と述べた。
公開された資料によると、この競売は2021年10月26日から11月29日まで行われ、楽山大仏実業有限会社は17.01億元(約337億円)で、楽山大仏の観光遊覧車と露店の30年の経営権を取得したという。
これに対して、多くのネットユーザーは、「一度先例ができれば、他の財政的に苦しんでいる地域も模倣するだろう」、「世紀最大の奇跡、世界遺産が売買可能なんて、これほど大胆なことはない」、「お金さえあれば、彼らに売らないものはない!」とコメントした。
(翻訳・吉原木子)