中国の北部地域はこのほど、猛暑に見舞われており、北京市と天津市では3日連続で気温が40度を超え、歴史的な高温を記録した。
「中国天気」の公式微博(ウェイボー)によると、通年平均では北京の年間の猛暑日(35℃以上)は10.6日であり、6月の猛暑日数は4.9日で、月末まで猛暑が続く見込みだという。また、北京、天津の最高気温は40℃を超えており、河北省の多くの地域でも40℃を超える気温が観測された。
高温になると、地表面はさらに熱くなる。「北京晩報」によると、24日15時まで、南郊観測所の地表面温度は最高で66.1℃に達した。
「中国天気」によると、24日14時まで、華北地域の多くの地域で地表面温度が60℃を超え、その中でも河北省霸州市が最高で72.4℃、内モンゴルの巴林右旗71.4℃、山東省武城県が70.3℃、临邑県で70.2℃となり、いずれも観測史上最高記録を更新した。
北京日報によると、現在、高温の赤色警報が引き続き発令されている。明日と明後日は一時的に高温が緩和され弱まるが、来週に入ると、最高気温は再び40℃を突破する見込みだという。
(翻訳・吉原木子)