中国では「農管」が登場したばかりで、「文管」(文化市場総合取締隊)がまた「盛大」に登場した。さらに、中国共産党(以下、中共)中央宣伝部は、文化分野などの管理モデルを学ぶために、北朝鮮に人員を派遣したという情報もあった。
中国複数のメディアの報道によると、黒竜江省文化市場総合取締隊(以下、文管)は最近、「服装統一」の式典を行い、取締人員が派手に登場した。現場の複数の写真によると、取締人員が濃紺色の制服を着ており、警察官の帽子と似た大きな帽子をかぶっている。制服の袖には「文化市場法施行」というマークがあり、文化法執行と書かれた車両もある。
黒竜江省のほか、上海、陝西省、雲南省、浙江省など多くの省市で、「文管」の「服装統一」の式典を行った。
中国公式メディアによると、「文管」の職責は、文化、観光、文化財、出版、放送テレビ、映画市場に対する行政処罰と、それに関連する行政検査、行政強制などの法執行であるという。
米国在住の政治評論家である蔡慎坤氏は6日、ラジオ・フリー・アジアとのインタビューで、「文管は実際に文化などのイデオロギー領域を管理するもので、中国当局が文管の服装儀式を派手に行うことは、政治の監督管理の度合いを高めることを社会に宣言しているのだ。情報筋によると、中共中央宣伝部は現在、さまざまな人員を北朝鮮に派遣しており、特に北朝鮮のイデオロギーや文化領域の管理について学んでいるようだ。当局は、社会の安定を維持するために必要な手段として、北朝鮮のようにイデオロギーを制御することを試みている」と述べた。
(翻訳・吉原木子)