六四天安門事件は34周年を迎え、中国当局は民衆の自発的な追悼や真実の伝播を恐れ、様々な規制を設け、追悼活動を阻止しようとした。一方、多くのネットユーザーは、当局が天安門事件を隠そうとすればするほど、かえって人に知られるとコメントした。
情報筋によると、吉林大学は2日、ボランティアを募集し、3日と4日の夜にキャンパス内でパトロールを行う予定だという。
また、中国版「TikTok」である抖音(ドウイン)は2日、KOL(キーオピニオンリーダー、多方面に影響力を持つ人のこと)や各ブランド企業に対する内部通知を発表し、6月3日から5日までの3日間、広告やコメントにおいて「蝋燭」、「意味不明な数字」、「戦車」、「古い写真」、「梅艷芳、譚詠麟などの香港の芸能人」、「人が集まる場所/ビクトリアハーバー/天安門/頤和園/キャンドル/物が一列に並ぶ」などの要素の出現を厳禁としている。また、転送数、コメント数、「いいね」数も要注意としている。
これに対して、多くのネットユーザーは、「物が一列に並ぶのも禁止するなんて!当局が宣伝してきた制度の自信はどこに現れているのか」、「隠そうとすればするほど、かえって人に知られる。私が天安門事件を知ったきっかけは、オンラインゲームで89と64が表示されなかったことだ」とコメントした。
(翻訳・吉原木子)