上海浦東発展銀行(以下、浦発銀行)の従業員が給料の減額に抗議して、ストライキを起こしたという情報がネット上で出回っている。

 

 上海陸家嘴にある浦発銀行で11日、大勢の人が集まり、ストライキで大幅な給料減額に抗議した。情報に詳しいネットユーザーによると、元々2万元(約39万円)の給料から、7~6千元(約13.5万円~11.6万円)に減給された人々がおり、本当に受け入れがたいという。

 これに対して、地元のネットユーザーは、「浦発銀行はやりすぎた。元々2万元以上の給料が6200元(約12万円)まで減少し、減額の幅が70%を超えた。この給料では、上海で普通な生活をするのも難しい」とコメントした。

 また、浦発銀行よりも給料が低い大手銀行がある。あるネットユーザーは、「私は上海のある国有大手銀行に勤めているが、手取りの月給は浦発銀行よりも低い。しかも、私は平社員ではない」と暴露した。
公開された資料によると、浦発銀行は1992年10月に設立され、1999年11月10日に上海証券取引所に上場し、2016年末の時点で、全国で41支社があり、従業員は約52,000人に達したという。

(翻訳・吉原木子)