中国本土新政府を自称する団体が最近、ツイッターアカウント「Channel6@Channel1689」で、中国国民に対して、6月4日に全国ストライキを行い、中国共産党政権を打倒するよう呼びかけるツイートを連発しています。

 同アカウントは2月下旬から本日まで、中国国民に対して、6月4日午前10時10分に「中国全国ストライキ」を行い、「中国共産党は政権を明け渡し、中華民国の民主国家体制を回復せよ!」と要求するツイートを連続発信しています。文中には、北京の天安門広場、中南海、中央テレビ、上海の南京路、および各省・市・自治区(県・区)の主要な広場でのデモを提案しています。
 
 この呼びかけは、ストライキによって、中国人が将来、民主体制の中で生活するか、中国共産党の独裁政権の下で生活するかを決めるというもので、「中国人は、国家の民主制度を守る先駆者になるか、または中国共産党というテロ政権の共犯者になるかのどちらかで、中立者は存在しない」と主張しています。
 
 また、ストライキに参加した人には住宅ローンや自動車ローンの免除などの経済的報酬が受けられ、軍や武装警察が一丸となって立ち上がる場合は、将校や兵士に現金報酬が与えられるとされています。
 
 このアカウントはまた、「中国共産党政権は、独裁、テロ、邪悪、嘘を一身に集めたもので、数十年間にわたり、中国国民に政治的迫害、大規模な人為的な飢饉、人為的なウイルス、軍隊による殺戮をもたらしてきた」とし、我々は中国共産党政権を打倒することを決定し、いかなる中国人にも中立の選択肢はなく、「自由こそ力だ」と述べています。
 
 6月4日から「中国共産党というテロ・独裁政権を覆す目的で全国ストライキ」が始まるとし、海外の中国民主化運動のリーダーや民主活動家、中国の民主化を支援する国際団体や個人に対して、より多くの人が参加できるようにストライキ情報を転送し、「崩れそうな壁はみんなで押し倒そう」と、このアカウントが呼びかけています。
 
 同時に「全国同胞への手紙」と「全国統一ストライキ12ヶ条」をも発表しました。その中に書かれている規則は、4つの大きなセクション12ヶ条に分かれる詳細なものとなっており、全国ストライキの時間・集会場所、6つの目的、ストライキ請願団体の結成・参加・管理、および全国武装対応に関する合意、参加者の権益に関する政策などが含まれています。
 
 最近、海外華人は反中国共産党体制の団体を次々に立ち上げています。
 
 「民主主義、進攻、知恵」、「武力による中国共産党政権の打倒」を標榜(ひょうぼう)する「中国国民行動党」が最近、海外で結成されました。この党は最近、中国共産党に対して「すべての政治犯を即時に釈放し、自主的に解散して国民に政権を返還せよ」という警告を公表しました。また、「戸籍制度のない民主的な中国、教育費・医療費・介護費の免除、役人の財産公示、思想・言論・結社・集会・宗教の自由など」を提唱しています。
 
 「中華民国が中国本土に復帰すること」を主張する「中華保台反共復国党」が3月26日に結成され、5月4日に中華民国政党の証書を正式に取得しました。
「中国農民権利党」という団体もこのほど、正式に設立されたといいます。
これらの政党の目的は明確で、つまり「中国共産党の暴政を打倒する」ことです。

 (翻訳・藍彧)