法輪功学習者たちは、「5月13日」の世界法輪大法デーを記念して祝うため、7日に横浜で盛大なパレードを行いました。

 法輪功(ファルンゴン)は、法輪大法(ファルンダーファ)とも呼ばれ、全ての年齢層の方に愛好され、心身ともに健康をもたらし、人種などを超え、多くの人々に親しまれている気功修煉法です。1992年5月に中国で伝えだされて以来、わずか十数年間で、人から人へ、そして中国から全世界へと広がり、現在は世界100数か国に一億人以上の人々が愛好しています。

 法輪大法は仏家(ぶっけ)に根ざしており、本を読み、自己の向上を目指すこと、そして、ゆったりとした動作や坐禅による煉功を通じて修煉することの、2つの要素から構成されています。

 法輪功の学習者は、日々の修煉を通じて、「真、善、忍」に従い自らを律し、まず社会において、良い人になることを目指します。そして、日々の生活の中で、悪念や執着心を取り除き、嘘をつかず、常に穏やかな心境を保ち、どんな時でも相手のことを優先に考えるなど自らの内面の向上も図っています。

 法輪功の創始者・李洪志氏の誕生日である「5月13日」は、多くの国で「世界法輪大法デー」として制定されています。毎年5月には世界中の法輪功学習者は盛大なお祝いイベントを行います。

 7日午後1時半頃、やや強い雨の中、法輪功学習者のパレードの行列が横浜市の桜木町駅前広場から出発し、横浜市の繁華街を練り歩きました。行列の先頭には、紺色のユニフォームを着た数十人の「天国楽団」のメンバーがおり、「法輪大法は素晴らしい」や「法輪聖王」などのオリジナル曲を演奏していました。そのうしろには、さまざまな横断幕を掲げた行列が続き、横断幕には「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍」、「世界100以上の国々で愛好される法輪大法」、「天滅中共」などが書かれていました。また、パレードには、法輪功の功法デモンストレーションチームや中国北部の太鼓チームも参加しました。

天国楽団
パレードの行列
法輪功の功法デモンストレーションチーム
中国北部の太鼓チーム

 イタリアからの観光客の何人かは、天国楽団の音楽を聴いて非常に感動し、「このような素晴らしい音楽を聴いたことがありません。体は思わずバンドのリズムに乗ってしまいます」と語っていました。

 雨が降っていたため、道路の両側には人が少なかったが、それでも数人の人々が足を止めてパレートを見物していました。その中には、中年の日本人男性もおり、「私は法輪功について知っていますが、今日言いたいことは一言だけです。頑張ってください」と、記者に語りました。

 横浜市に住むある高齢の日本人男性は、「私は法輪功について初めて知りましたが、中国共産党については多く知っています。中国共産党は悪いことをたくさんしてきました。中国の人権問題はひどいです」と記者に話しました。

 ある70歳近い高齢の日本人女性は、土砂降りの雨の中、法輪功学習者たちが行進しているのを見て、非常に感動し、「法輪功学習者たちは本当に素晴らしい」と述べ、「中国共産党は世界平和にとって最大の脅威です。中国共産党は今、毎日のように台湾を攻撃すると脅迫しています。台湾問題はまったく中国の内政問題ではありません。中国共産党による台湾への侵攻は、日中や米中の軍事衝突につながり、世界大戦に発展する可能性さえあります」と、記者に語りました。

(文・黎宜明/翻訳・藍彧/写真撮影・丹丹、黎宜明)