海南省儋州市大成鎮にある国営西慶農場の土地は水利施設の建設によって、当局に強制的に収用され、警察官と市民の間で激しい衝突が発生した。衝突で命を落とした村民もいた。地元政府は関連情報を厳しく封鎖している。
地元村民が4日に明らかにしたところによると、4月21日午前6時頃、現地政府は警察、民兵、および銃を持った特殊部隊など、千人以上の人を動員して、土地を強制的に収用した。現場で激しい衝突が発生したという。
警察は衝突中に村民を逮捕し始め、ある兄弟2人が警察に追われて逃げていたが、兄が途中で疲れて走れなくなり、弟を先に逃げさせた。弟は無事に家に帰ったが、翌日になっても兄が帰ってこなかった。村民たちが探しに行ったところ、森林で兄の遺体を発見した。ある村民は、普通、誰かに追われ、疲れて死亡する可能性が低いが、現場を目撃した人がいないので、結論を出すのは難しいと述べた。現在、村民の死亡事件も未解決のままだ。
情報筋によると、衝突が発生した当日、9人の村民が逮捕され、公安当局は他の村民に自首を促す通告を発表した。
また、地元政府は関連情報の漏洩を厳しく管理している。ある村民が現場の動画をネット上に投稿した後、すぐに警察に呼び出された。村の人々は現在怖くてびくびくしている。
(翻訳・吉原木子)