河南省鶴壁市屯子鎮に住む数百人の村民は4月16日から約半月近くの間、毎日鎮政府前に集まり、住宅地域に火葬場を建設することに抗議した。
現場にいた抗議者の王さんは、大紀元とのインタビューで、「私たちは16日から抗議してきたが、今のところ何の効果もない。村民たちは横断幕を掲げて、デモを行ったことがあり、途中で村支部書記(中国共産党・中国共産主義青年団の末端組織の責任者)ともみ合いになり、警察が現場に駆け付け、複数の村民を連行した」と述べた。
現場にいた複数の抗議者によると、火葬場は住宅地域の近くに建てられており、住宅地からわずか1.2キロしか離れていない。また村民の日常的な飲料水の水源も近くにあり、火葬場がもたらす大気汚染や土壌汚染などは予測できないという。
火葬場によって影響を受ける範囲には、周辺7つの村、5つの学校が含まれる。建設計画が立てられてから工事が開始されるまで1年以上の間、村民たちは火葬場に関する情報を全く知らなかったという。火葬場が建設されれば、付近およそ7万人の生活と健康に影響を及ぼす。
(翻訳・吉原木子)