スーダンの首都ハルツームで15日、スーダンの準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」と正規軍の激しい衝突が発生した。その後、ハルツーム国際空港が攻撃を受け、民間機2機が破壊された。その後、サウジアラビア航空はスーダン行きの全ての便を停止すると発表した。
スーダンのSNSには15日、ハルツーム国際空港が攻撃を受け、驚きと恐怖に満ちた乗客と乗組員が地面に伏せて、避難している写真が多く投稿された。スーダン医師会はフェイスブックで、少なくとも2人が空港で死亡したと明らかにした。
その後、サウジアラビア航空は、15日午前7時30分にリヤドに向かう予定だった航空機が、離陸前に機銃掃射を受けて、機体が破壊され、乗客と乗員は全員、スーダンのサウジアラビア大使館に避難したと発表し、15日からスーダンとの往復便を全面的に停止し、スーダンに向かっていた便はすべて回航すると発表した。
これまでに、600人近くが負傷し、国連職員3人を含む50人以上が死亡した。アメリカ、ロシア、エジプト、国連などは即座に衝突を停止するよう呼び掛けている。
(翻訳・吉原木子)