生命維持のために、身体の健康が無視できませんが、時々、健康に関する面白い出来事が起こります。今日は、ハラハラするけど危険を伴わず、思わず笑ってしまう、病気に関するお話を二つ紹介します。
飛行機で心臓発作を起こした乗客、56人の心臓専門医に遭遇
あるメディアのインタビューを受けたヨーロッパのパイロットは、これまでで最も記憶に残る飛行体験を語りました。
それは、ストックホルムからロサンゼルスへのフライトで起こったことでした。客室乗務員からの緊急連絡が入り「機内の乗客が突然、心拍を失った」と報告を受けました。
最寄りの空港でさえ、到着するのに4時間もかかりますが、心臓発作ではそれを待てません。客室乗務員は、急いで機内放送を通じて「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいませんか?」と、機内の乗客に尋ねました。
結局「こんなにもか!?」と驚くほどの偶然が起こりました。この機内には、たまたま医師が同乗していて、それも心臓専門医で、それも1人ではなく56人もいたのです!
ストックホルムやオスロなどの都市から来た心臓専門医たちは、医学会議のためにロサンゼルスに向かうため、この飛行機に乗っていました。
報道によると、この飛行機が着陸する前に、目的地の空港ではすでに救急隊員が待機していました。心臓発作を起こした乗客は、非常に幸運?にも、最終的にスムーズに救助されました。
さらに、この乗客の回復状態も良好で、一件の後、自分の40歳の誕生日パーティーに参加しました。彼の人生で最も印象的な誕生日の経験になるでしょう。
気絶のふりをした元気なOL、病院に運ばれたら重症が発見
メキシコで「嘘から出た実(まこと)」のことわざのような出来事がありました。
24歳のOL・サンチェスさんは、ある日エスカレーターに乗ろうとして、うっかり転んでしまいました。彼女は、あまりにも恥ずかしくて、気絶したふりをしました。これを見た同僚たちは急いで救急車を呼び、気絶したふりをしたサンチェスさんは病院に運ばれて行きました。
病院に到着した後もサンチェスさんは、恥ずかしくて気絶が仮病だったことを医師に打ち明けられず、おとなしく医師の指示に従って健康診断を行いました。
ところが、病院で調べたところ、思いがけずサンチェスさんの体に「胆石」があることが判明。しかも、進行は緊急手術が必要なほど想像以上に切迫していました。
医師によると、サンチェスさんの体の胆石は、膵臓に影響を与える可能性が高かったのです。その日中に胆石が取り除かれなかった場合、彼女は将来より複雑な手術に直面しなければならなかったかもしれません。
転んだ当時、サンチェスさんはおそらく、気絶したふりをしただけで、本当に病気が発見されるとは想像できなかったでしょう。しかし、体に隠された危険が事前に発見されたため、挽回できない事態にまで発展することはありませんでした。
いかがでしょうか。ハラハラするが、実際は危険を伴わなかった二つのお話をご紹介しました。二人の患者は最終的に危険を免れましたが、すべての人がこのような幸運を持つわけではありません。日常生活で健康に細心な注意を払い、まぐれ当たりに期待しないで下さいネ!
(翻訳・宴楽)