中国上海海洋大学の内部会議で、上海市の大学生就職率がわずか24.1%であるとの情報が流れた。このニュースは瞬く間にネット上で話題になり、大学を卒業すると失業に直面するため、ますます多くの若者が将来に絶望していると述べた。

　上海海洋大学が卒業生の就職率に関する内部会議で、上海の大学卒業生（学部+大学院）の平均就職率が32.8%、応用研究型大学の就職率が21.95%で、上海海洋大学2023年卒業の学部生の就職率は13.64%、学部と大学院の平均就職率は14.83%であることを暴露した。

　これに対して、多くのネットユーザーは、「大勢の大学卒業生が仕事が見つからないと言っている。これからは、読書が運命を変えることは冗談になるか」とコメントした。

　上海海洋大学の卒業生の就職状況は、中国全国の縮図と言えるだろう。中国公式メディアによると、今年の卒業生は1158万人に達する見込みで、北京の大学卒業生の数はおよそ28万5000人で、大学院生の卒業者数が初めて学部生を上回った。

　これは多くの学部生が卒業しても、就職できないため、仕方なく大学院生に進学することを意味している。また、別のネットユーザーが暴露したところによると、重慶大学、重慶郵電大学、西南大学の情報系の学生の平均初任給がわずか2000元（約4万円）しかないという。

（翻訳・吉原木子）