中国陝西省銅川市の姚さんは数年前、27階建ての26階の部屋を購入したが、建設会社は24階までしか建てなかった。姚さんは正当な補償を求めたところ、建設会社は「騒ぎを起こした原因で、工事現場の損失を招いた」という理由で姚さんに謝罪を求めた。
中国メディアの報道によると、姚さんは2014年に陝西偉安置業有限公司が開発したマンションを購入した。当時、住宅棟は27階建てと宣伝され、姚さんは約130平方メートルの26階の部屋を購入し、6.7万元(130万円)の頭金を支払ったという。
しかし、2016年ごろ、不動産会社は資金難により工事を一時中止し、2020年には工事を再開した。2021年初頭、姚さんは、住宅棟が24階までしか建てられていないことに気づいた。
姚さんは建設会社と連絡を取ったが、相手は一時的に解決できないと回答した。姚さんは仕方なく、市政府に苦情を申し立てに行った。関系部門の調整を経て、不動産会社が姚さんに頭金を2倍に返すことになった。
本来なら、ここで問題は解決されるはずだが、2022年になって、建設会社は「姚さんが苦情を申し立てたことがある」という理由で、2倍の頭金を支払うことを拒絶した。
陝西偉安置業有限公司の責任者は、姚さんは以前、抗議を行ったことで、工事現場に約100万元(約1929万円)の損失をもたらしたとし、姚さんを訴える準備をしていると述べた。同責任者はまた、姚さんは誠意をもって、謝ってくれれば、事態は解決できるかもしれないとも述べた。一方、姚さんは自分が間違っていないため、謝る必要がないと主張している。
(翻訳・吉原木子)