中国遼寧省瀋陽市のあるネットユーザーは28日、墓地で先祖を祀るために車を停めたところ、空き地に誰もいないのに、車のレーダー探知機が車の周りで歩く人や自転車に乗る人の姿を表示した。この出来事は、ネットユーザーの間で話題になっている。

 同ネットユーザーが投稿した動画によると、車の周りは人けがまったくなく、中央制御画面には、行き交う人の影が表示され、周りをグルグルと回り、少し不気味に見える。

 同ネットユーザーは、「本当にびっくりした。幽霊に遭遇したのではないかと思い、車を降りて確認した結果、何もなかった。やはりおかしいと思って、動画を撮ってネットに投稿した」と述べた。

 同ネットユーザーが運転している車のカスタマーサービスセンターは29日、「車のレーダー探知機に異常が発生する可能性があります。あくまで機器ですので、人間のような知能的なものではなく、これから引き続き機能を向上させます」と述べた。

 これに対して、多くのネットユーザーは「ちょっと怖い」、「歩くのはともかく、自転車に乗る人もいるんだ」、「人には見えないものが、機器には見える」とコメントした。

 実際、このようなケースは珍しくない。2021年1月には、あるテスラを運転している人が無人の墓地を通過する際、車のレーダーが人影を検出した現象が発生した。

 2021年2月、福建省厦門市でも同じようなことが現れた。ネットユーザーが投稿した動画によると、テスラ車がトンネル内を走行している際、中央制御画面には右側にバスが通過していると表示されたが、両側の車線には他の車はなかったという。

(翻訳・吉原木子)