インターネット技術の発展に伴い、動画は徐々に文字に取って代わり、ネット上の情報を取得する主要な手段となりつつあります。しかし、ネット上の動画は玉石混交(ぎょくせきこんこう)で、有害情報もたくさんあります。情報を得ながら有害情報をいかに避けるかは、現代社会の誰もが頭を悩ませている問題です。最近、米国のハイテク企業「ガンジンワールド(Gan Jing World、乾浄世界)」は、人々に新しいソリューションを提供しています。
「ガンジンワールド」は、中国系アメリカ人によって設立された会社です。同社は動画、ストリーミング、クラウド技術を駆使し、豊富な機能性、快適性、ネットワークセキュリティを兼ね備えたプラットフォームganjing.com(日本語版:ganjing.com/ja-JP)を構築しています。このプラットフォームは、数百万本の動画を表示し、同時に数億人の視聴者にサービスを提供することができます。
米国のハイテク企業「ガンジンワールド」が2022年7月4日、米ニューヨーク州ミドルタウン市でオープンセレモニーを行ないました。ミドルタウン市長のジョセフ・M・デステファノ氏はオープンセレモニーに参加した際、「7月4日は素晴らしい日です。アメリカの多様性と、宗教の自由・言論の自由という私たちの持つ自由を祝う日です。これらの自由はすべてこの建物で表現されています」と述べました。
「ガンジンワールド」のJames Chiu執行長は、「私たちがこのプラットフォームを開発したのは、今日に見られる玉石混交し、汚れたオンライン世界を変え、技術的にもコンテンツ的にもクリーンなオンライン世界を提供し、家庭や子供たちが安心して閲覧・楽しむことができるようにするためです」と述べました。
「ガンジンワールド」は伝統文化への回帰と人々のモラルの向上を強調し、言論の自由を提唱しています。視聴者は、有害情報の干渉やわいせつなコンテンツの氾濫を心配することなく、知識や情報を簡単に見つけることができます。また、個人データが収集されたり、漏洩したりする心配もありません。現在、ganjing.comプラットフォーム上のコンテンツには、ニュース、文化、芸術、教育、健康、ライフなどをカバーするオリジナル記事やオリジナル動画が含まれています。
James Chiu氏は、ganjing.comプラットフォームは既存のソーシャルメディアプラットフォームに代わるものであると考えています。彼は、既存のソーシャルメディアプラットフォームは商業的な利益に駆られ、ユーザーを引っ掛けるための専用ソフトウェアを開発し、人に心理的なダメージを与える可能性もあるが、「ガンジンワールド」はそれらの技術を用いないと述べました。
近年、大手メディアプラットフォームにおける政治的検閲はますます厳しくなっています。「ガンジンワールド」が他と違うのは、コンテンツが暴力、ポルノ、犯罪、麻薬、社会的害悪に関する内容でない限り、創作者は自分のチャンネルで生活、成果、観点などを共有し、自由に情報を発信することができ、検閲やブロックされることを心配する必要はありません。
同社は、人工知能を用いて不適切な動画や画像を識別したり、フィルタリングしたり、手作業で見出しを選別してテキストコンテンツから有害な情報を取り除いています。
ganjing.comの中国語プラットフォームを立ち上げた後、2022年8月8日に英語プラットフォームを立ち上げました。その後の半年間で、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、ベトナム語、韓国語のプラットフォームを相次いで立ち上げました。そして、今年3月15日には日本語のプラットフォーム(ganjing.com/ja-JP)を立ち上げました。
(文・黎宜明/翻訳・藍彧)