中国メディアによると、ここ1ヶ月余り、四川省成都市でA型インフルエンザウイルスが爆発し、幼児2人が突然死亡したことが分かった。

 3月18日、中国の復数のメディアの報道によると、成都の張さんは2月24日、体調を崩した2歳の子供を連れて、四川大学付属病院へ治療に行った。その夜、A型インフルエンザの検査結果は陰性であった。しかし、26日午前5時、幼児のすべての身体データは急降下し、ICUに運ばれて応急処置を受けた。翌日には重症のA型インフルエンザと診断された。28日13時頃、幼児は救命措置の効果がなく、死亡した。

 ツイッターアカウント「開眼実験室」が19日投稿した動画には、ある男性が、この2歳の幼児のほかに、成都市のある5歳の女児もA型インフルエンザで亡くなったと暴露した。同男性によると、3月9日、この5歳の女児は発熱の症状が現れ、病院で診察した後、少し寛解したが、13日の朝に右目が腫れ、翌日も症状が寛解せず、ICUに運ばれたが、16日に亡くなった。死因はウイルス性風邪による爆発性心筋炎だという。

 多くのネットユーザーは、自分の子供も似たような状況だとコメントした。これは、A型インフルエンザが既に成都市で爆発したことを示している。

 成都市のほか、浙江省、河南省、山東省、西安市などでこのほど、一部のA型インフルエンザ感染者の肺が白くなり、死亡に至ったケースもある。これによって、当局が真相を隠蔽していて、A型インフルエンザではなく新型コロナではないかという疑念が広がっている。また、今回のA型インフルエンザの流行は、新型コロナの流行を参考にして、完全に一致したと言う医師もいた。

(翻訳・吉原木子)