2015年5月31日太平洋で航行している米軍ニミッツ級原子力空母カール・ヴィンソン(イメージ:ウィキペディア / パブリック・ドメイン)

 ボイス・オブ・アメリカの報道により、アメリカ海軍作戦部長であるマイケル・ギルディ海軍大将(Admiral Michael Gilday)が先週木曜日(12月5日)にあるシンポジウムにて、米国と中国が中短期で軍事衝突が起こることがないと思い込まないよう、戦争の準備を整えよと米国海軍に呼びかけた。

 ギルディ氏は、中国からの長期的な挑発ではなく、短期的な脅威を重視し、「私は短期内にトラブルが発生すると想定して中国問題を考えている。このような紛争が避けられないと思わないけど」と強調する。

 就任してから2週間未満のアメリカ合衆国海軍長官(海軍省のトップ)であるトーマス・モッドリー(Thomas Modly)氏も「将来の最も重要な任務は中国からの脅威を対応する」と同シンポジウムで披露した。

 海軍事務を担当するモッドリー氏は、これが米国の直面している最大の挑戦であるという「中国が南中国海での挑発的な動きは、誰でも分かっている。」

 モッドリー氏は更に、「もし明日でも中国と軍事衝突をしてしまうなら、我々はどうすれば良いか?」という質問を米国海軍は随時に答える準備をしなければならないと示した。

 米軍が中国軍からの脅威を応じるため、積極的に新型の軍事装備を開発している。CNN12月3日の報道によると、米国海軍は12月2日に史上最高額の軍艦製造契約を結んでおり、222億米ドル超の金額で最新型のバージニア級攻撃型原子力潜水艦(Virginia-class submarine)9艦を注文した。

バージニア級攻撃型原子力潜水艦(イメージ:ウィキペディア / パブリック・ドメイン)

(翻訳・Jerry)

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