中国疾病予防管理センター(CDC)は17日、オミクロン変異株「BA.5.2」と「BF.7」に同時に感染した感染例が初めて現れたと発表した。

    CDCの発表によると、2月14日、重慶医科大学付属第三病院で採取されたサンプルから、同時に「BA.5.2」と「BF.7」に感染した感染例を検出したという。

    通報によると、患者は2022年12月23日に食欲不振で、12月29日に倦怠感や咳などの症状が現れ、新型コロナ感染と確認された。今年1月4日に症状が悪化して、38.9度の高熱が出て、咳が止まらなくなった。1月6日から2月12日までの期間に、8回のPCR検査を受けた結果、全て陽性であった。1月28日と2月7日に患者の上気道の検体を採取し、どちらもオミクロン変異株「BA.5.2」と「BF.7」を検出した。したがって、この患者は両方の変異株に感染していることが確認できるという。

    同通報はまた、「BA.5.2」と「BF.7」に同時に感染したケースは今回が初めてであると強調した。
これにより、中国で新型コロナの感染拡大が再び発生する可能性があるのではないかという懸念が広がっている。

(翻訳・吉原木子)