2023年から、中国では新エネルギー車の価格競争が始まっている。3月に入ると、ガソリン車も競争に入り、30を超える自動車ブランドが次々と価格を下げた。
中国メディア「中国新聞網」13日、「自動車が全面値下げする時代が来るのか」、「30を超える自動車ブランドが価格競争をする」などの話題が相次いでいると報じた。
同報道によると、ガソリン車の場合、ベンツのCクラス、Eクラスの割引幅は6万~ 7万元(117万円~137万円)に達している。BMW 3シリーズ、5シリーズは10%を値下げした。アウディA4、A6、Q5などの車種は6万~ 7万(117万円~137万円)を値下げした。上記のブランドの新エネルギー車の割引幅は更に大きいという。
一線のブランドが値下げキャンペーンを展開する一方、二線の高級ブランドも価格競争を行った。中国では、ベンツ、BMW、アウディが一線の高級ブランドとされ、二線の高級ブランドといえば、キャデラック、レクサス、ボルボなどが一般的で、他には、ジャガー、ランドローバー、リンカーンなどがある。
キャデラック、ボルボなどのブランドの販売担当者は、中国メディア「中新財経」とのインタビューで、「現在、ほとんどの新車が割引キャンペーンを行っている。割引幅は在庫状況によるが、第一線の高級ブランドとほぼ同じだ」とし、「ノルマを達成するため、私たちは全力で販売している。しかし、今は景気が少し低迷していて、車を購入する人があまりいない。購入する人が少なければ、少ないほど、割引幅は大きくなる」と述べた。
(翻訳・吉原木子)