2月15日に武漢市、大連市、鞍山市で退職した市民が医療保険改革に抗議したのに続き、大連市市民は19日に、再び集まって、抗議を行った。現場では多くの警察官が駆け付けて、抗議市民を暴力的に弾圧した。
大連市市民が医療保険改革に抗議するため、19日に街頭に出て、抗議デモを行ったが、大連の警察当局に暴力的に弾圧されたとネットユーザーが暴露した。
ネットユーザーが投稿した動画には、抗議市民が警察と睨み合っており、もみ合いになったところもあった。警官は催涙スプレーを市民に向けて噴射したり、市民を足で蹴ったりした様子が映っている。
ある女性は「私たちの税金で人民を弾圧するのか?」と警察官に問いかけたところ、警察官は態度が悪く、「すぐに立ち去れ」と返事した。もう一人の女性が「(政府の)走狗だ。ほら、これらの人(警察官)は走狗だ」と言った。
アメリカ在住の元人権弁護士である陳光誠氏はラジオ・フリー・アジアとのインタビューで、「人々は集まって、街頭に出て抗議を行い、中国当局に問題解決を迫っている。これは仕方がなく取ってしまう行動だが、ある程度の規模に達していれば、問題は解決される」とし、「根本的な問題を解決するには、中国の今の専制政治を変える必要がある。そうでなければ、1つの問題が解決すればまた別の問題が出てくるだろう」と強調した。
(翻訳・吉原木子)