河北省石家荘市は16日午前、突然、一時的な航空管制の実施を発表し、すべての航空便の発着を停止した。関連の話題はすぐに検索ランキングに上った。しばらくして、当局は管制を解除し、「気球」が発見されただけだとのことだ。同事件は、深セン、上海A株の暴落の原因となった。
地元のネットユーザーによると、16日午前から午後にかけて、多くの戦闘機が空中を飛行したという。
中国民航局華北地区管理局のスタッフは、中国メディア「紅星新聞」との取材で、「未確認飛行物体を発見したため、航空管制を実施した。偵察したところ、気球だったと分かった。現在は交通管制も解除した。正常に戻っている」と説明した。
今回の航空管制は石家荘市を往復する大量の航空便の遅延や帰航をもたらした。
また、石家荘市の突然の航空管制が深セン、上海の株式市場の暴落をもたらした。あるネットユーザーは、「史上最も高価な気球だ。A株の時価総額2兆元(約39.1兆元)が蒸発した。株式投資家は1人当たり、約1万元(約19.5万円)を損した」とコメントした。
一部の専門家は、「ただ『気球』であれば、当局はこのような反応をすることはないはずだ。戦闘機までも出動し、重大な事件が発生した可能性があるが、明確に言えない。それを知っている人が素早く株式市場で細工をして、株価を乱高下させているのだと」分析した。
(翻訳・吉原木子)