武漢市民は15日、新しい医療保険政策に抗議するため、2回目の大規模な抗議デモを行ったが、当局に強力な手段で弾圧された。それにもかかわらず、多くの市民は抗争がまだ終わっていないとし、国際社会の関心を呼び掛けた。
16日午後、武漢市民がネット上で、「昨日(15日)、抗議現場に行った友人たちが、今日は警察に脅された。今は「白色テロ」が武漢で横行し、本当に怖い」とし、「今日は、友達が車で中山公園を通りかかったところ、残っている人はいるが、人数が少なくて、(友達は)動画を撮る勇気がなかった」と暴露した。
抗議に行った武漢市民の安さんは、「昨日の午後2時過ぎから、大勢の警察官と特警が抗議民衆を中山公園裏の建物に追い払い、一部の人は現場で連行された。午後3時頃、人々が続々と離れた。私が離れる時、現場にはまだ人がいたが、多くなかった」と述べた。
情報筋によると、武漢市周辺地域から支援してきた警官を含む、当局は少なくとも8万人以上の警察力を出動させたという。
大勢の警官を派遣したほか、当局は学校の先生を動員して、抗議する民衆の家族に圧力をかけた。あるネットユーザーは微博(ウェイボー)で、「自分の子供は今年2年生で、初めて学校の先生からの電話を受けた。その内容はなんと教育局が先生に、武漢の医療保険改革の件について、抗議に出ない。騒がないようにと、各保護者に電話をかけるように求めていたということだ」と暴露した。
一方、当局の強力な弾圧にもかかわらず、多くの市民は抗争を続ける姿勢を示した。また、多くの現地のネットユーザーは、「より多くの海外メディアがこの事件に注目し、武漢市民の声を国際社会に伝えてほしい」と呼び掛けた。
(翻訳・吉原木子)