中国新年（旧正月）期間、気温が急激に冷え込んでいるが、深刻な天然ガス不足により、多くの民衆が寒さに苦しんでいる。
多くのネットユーザーが、現地の寒い気候が生活に脅威を与えていることを伝える動画を投稿した。
情報筋によると、今回の寒波が襲ってくる前に、天然ガス不足はしばらく続いていた。山西省臨汾市の市民は１月中旬、高層マンションの窓に「冷」という字を貼り付けて不満を表していた。
米紙「ニューヨークタイムズ」は25日、河北省では今、民衆が天然ガス不足により、寒い夜中に暖房をつけることができないと報じた。
中国地方政府が巨大な債務を負っているため、厳しい寒さに直面しても、民衆に十分な天然ガスを提供できない。北京当局は地方政府に天然ガスの提供を呼び掛けたが、十分なお金を支給していない。
一部の外国メディアは、中国では天然ガスの配給制度が実施されているようで、1世帯あたりの供給量が最低限で、暖房には使えないと分析した。
（翻訳・吉原木子）