重慶の新型コロナウイルス抗原検査キットの製造工場で7日朝、工場側が承諾した補助金を貰えないため、大勢の労働者が集まり、抗議活動を行った。(ネット写真)

 中国では最近、従業員の賃金未払いが頻発している。江西省武寧県でこのほど、工事の賃金未払いにより、多くの労働者が集まり、抗議活動を行った。

 現場にいた労働者によると、同工事の主な仕事内容はトンネルの修繕であるが、給与の支払いが半年以上滞っているため、約100人の労働者がもう3か月以上操業を拒否した。労働者らは給料をもらえず、江西省政府に助けを求めても無駄であったため、仕方なく、工事用のリフトを利用して、工場の入り口を占拠し、不満を訴えたという。

 このほか、河南省南陽市でも、2020年5月に着工してから、2年間の賃金未払いが発生している。

 また、重慶の新型コロナウイルス抗原検査キットの製造工場で7日朝、工場側が承諾した補助金を貰えないため、大勢の労働者が集まり、抗議活動を行った。

(翻訳・吉原木子)