米海軍は13日、ニミッツ空母打撃群が12日から南シナ海を巡行すると発表した。
ニミッツ空母打撃群は空母1隻、ミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦3隻で構成されている。ニミッツ空母打撃群が南シナ海に入ったのは初めてである。
中国当局は米海軍の行動を警戒している。匿名の米海軍指揮官はCNNに対して、既に中国の艦船2隻がニミッツ空母打撃群を追尾しているという。
3週間前には、中国海軍のJ11戦闘機が南シナ海上空で米偵察機RC-135を挑発した。日米は先週、中国の脅威の高まりに対応するため、沖縄における米海兵隊を強化すると発表した。これは南シナ海で米中の対立が深刻になっていることを示している。
中国当局は昨年11月、米国が北京の承認を得ずに、駆逐艦が違法に南シナ海に入ったと主張した。一方、米海軍は、国際法に基づいて、自由航行していたと主張した。
米国政府は、すべての国は、大小を問わず、主権を享受し、脅迫を受けることなく、公認された国際ルールと規範に基づいて発展を追求できるようにすべきだと声明を出した。
(翻訳・吉原木子)