上海地下鉄の職員は16日、「地下鉄構内では最近、乗客の失神が頻発しており、その大多数は高齢者で、一部の人は乗車中に亡くなった」と暴露した。(新唐人より)

 中国政府が先週、「ゼロ・コロナ」政策を緩和して以来、中国の多くの地域で深刻な感染拡大が発生した。

 ある上海地下鉄の職員は16日、「地下鉄構内では最近、乗客の失神が頻発しており、その大多数は高齢者で、一部の人は乗車中に亡くなった」と暴露した。

 深セン市でも同様の現象が現れた。ネット上に出回っている動画には、ある出前持ちが雨の中で突然倒れた様子が映っている。

 ネットユーザーによると、普通の市民だけではなく、病院の医師が仕事中投稿、意識を失って、倒れたケースもあったという。ネットユーザーが投稿した動画には、ある医師が陽性患者を診察していたところ、突然、意識を失い、同僚に連れられて、現場を離れた様子が映っている。

 中国の感染拡大は、多くの民衆の不満を引き起こしている。ある北京大学の退職教授が、中国共産党指導層は独裁的で文化がないと批判し、自分は逮捕されることを恐れないと述べた動画が、ネット上に出回っている。

 また、わずか一週間の間に、中国東三省(遼寧省・吉林省・黒竜江省)、山東省など、大量の民衆が実名で中国当局を非難する動画を撮影した。また、動画で「中国共産党は退陣せよ!習近平は退陣せよ!」と直接叫んだネットユーザーもいた。

(翻訳・吉原木子)