中国当局は白紙運動後、ゼロコロナ政策を緩和したが、計画性のない突然の封鎖解除は、中国の感染者数を急増させた。現在、全国各地の多くの大病院で深刻な医療不足が発生しており、場合によっては1キロに及ぶ長蛇の列を作っている病院もあった。
中国メディアによると、北京医科大学付属北京朝陽病院の発熱外来の前で9日午後8時、診察を待つ人々の行列ができたという。中には、その日の午後2時から並んで、6時間以上待っていた人もいた。
ネットユーザーが投稿した動画によると、北京朝陽病院の発熱外来には、行列が1キロも続き、6時間以上並ぶ必要があるという。10日、北京友誼病院の発熱外来も長蛇の列ができたという。
北京以外の地域の病院でも、多くの発熱患者が大量に発生している。ネット上の動画では、江蘇省徐州医学院第二付属病院の入り口に数百人が押し寄せ、混雑する様子が映っている。
10日、河北省保定市白溝鎮では非常に小さな診療所が人であふれ、その多くが点滴を受けていた。
10日、武漢市の病院では受診する人であふれかえっており、混雑しているため、多くの人が車の中で点滴するしかなかった。
12月9日、四川省達州市の大病院も小さいな診療所も、いずれも診察を受ける人でいっぱいだった。
上海同済病院の発熱外来では、診察に来た患者が病院外の歩道橋にまで並んでいた。
(翻訳・藍彧)