29日夕方、華強北と深セン市民センター付近は、警察バス・パトカーや警察の配備で覆われた。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 深セン市住民は11月29日夕方、深セン市福田区華強北の市民センターに集まり、新疆ウイグル自治区ウルムチ市の火災犠牲者を追悼するよう呼びかけた。その結果、当局は同日、数百台の警察バスやパトカーを出動して周辺に配備し、若者の携帯電話を厳しくにチェックした。近隣の複数の地下鉄駅も一時的に閉鎖した。

 深セン市一部のネットユーザーは、29日夕方、華強北の深セン市民センターに集まり、ウルムチ市火災で亡くなった犠牲者たちを哀悼・記念するイニシアチブを発した。

 また、活動に参加する市民に注意を呼び掛けた。「華強北や深セン市民センターに『白紙抗議デモ』に参加する方は、現場に来る前に、携帯電話にインストールした警察が反体制的だと定義したVPNやアプリ、例えばYoutube、Twitter、Telegramなどを一時的に削除してください。また、警察の検査を防ぐために、写真や動画を海外のネットサイトなどにアップロードした後、すぐに削除してください。身の安全をしっかり守ってください」

 29日夕方、華強北と深セン市民センター付近は、警察バス・パトカーや警察の配備で覆われた。警察は市民センター広場をフェンスで囲んでいる。街中に市民を一人も見かけず、至るところに警察官しかいない状況だ。

 実際、29日には深セン市の主要な要所に大勢の警察官が配備されており、警察が道端で無作為に若者取り調べたり、携帯電話をチェックしたりしていると地元のネットユーザーが明らかにした。

(翻訳・吉原木子)