中国共産党の強権や不公平に直面する際、中国人がこれまで、従順することが多かったと世界中に見られている。しかし、今回の抗議デモは中国国民の勇敢さ、知恵、団結の一面を見せた。今回の抗議デモはニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、フィナンシャル・タイムズ、BBCなどの主要外国メディアのトップに掲載され、世界の注目を集めた。
黒竜江大学の学生がマスクで旗を作って校内で無言で抗議した。
ある街頭抗議者は、白い紙の反対側に「集まらないでください」と書き、警察が来たときにその書き込みのある側をめくって見せた。
BBCのジャーナリスト、エド・ローレンス氏は27日夜、上海のウルムチ路の抗議活動の現場で警察に殴られ、一時拘束された。釈放後、ローレンス氏は当時の状況を次のように語った。「私が警察に殴られた時、少なくとも1人の地元市民が出てきて、警察の暴行を止めようとした。そのため、その人は警察に連行された。また、ある交差点で突然、ある女性が車を路肩に止め、私に『あなたは昨夜連行されましたね!本当に悪かった。大丈夫ですか』と声を掛けてくれた」
ローレンス氏は感動し、中国人の優しさに圧倒されたと述べた。
海外ソーシャルメディアのツイッターで28日、甘粛省(かんしゅくしょう)蘭州市(らんしゅうし)の仮設隔離施設が炎上したとのニュースがあった。ネットユーザーからは「よくぞ燃えてくれた!」というメッセージが寄せられた。
27日夜、成都市で建設中の1万人用の仮設隔離施設が地元住民によって一夜にして破壊された。その結果、現地当局はその隔離施設の建設計画を取り消し、建設しないことを約束した。
(翻訳・藍彧)