「白紙革命」が勃発後、世界中が中国共産党の「ゼロコロナ政策」の方向性を注目している。11月30日、四川省什邡市(じゅうほうし)什邡中学校での防疫工作会議の録音が暴露され、中国の防疫が大きく変化していることが示唆された。
中国のネットユーザーはツイッターで3つの録音を公開した。録音の中で、ある男性は学生に対し、次のように通知した。「中国は新しい防疫モデルを推進しようとしている。まず什邡中学校の生徒を使って実験を行うのだ。これは中央(政府)が下した命令であり、什邡市の決定ではない。これは中央政府が四川省に割り当てた任務であり、什邡市に下した秘密文書である。(中央政府から)閉鎖したループ管理を確立し、全国民免疫システムを迅速に構築するよう要求された。つまり、全校の教職員と生徒を感染させることだ」
言い換えれば、中国共産党は「ゼロコロナ政策」の持続ができないことを見て、感染拡大した場合、国産ワクチンが効かないことを知っているため、什邡市の中学校を選び出し、生徒をラットにして新型コロナウイルスの死亡率、重症化率を確かめようとしているのだと、指摘する人がいた。
同男性はまた、「国務院の文章は、オミクロン株の毒性はすでにインフルエンザ以下か同等で、人体への害は極めて少ないことを紹介している。学生たちは保護者に、恐れや疑念を持たないように伝えてほしい。上層部(中央政府)から、接触を増やすこと、交差感染させること、感染を拡大することを要求されている」と述べ、た。さらに、「什邡中学校は国のために貢献しなければならない」と生徒たちに言った。
ツイッターの書き込み欄には批判するコメントが殺到した。
「アメリカは国民を閉じ込めて感染させていない。どんな人がこんな非人道的な決定を下したのか想像を絶する」
「オミクロン株自体は怖くないが、オミクロン株を恐れる政府が子供たちを実験に使うのはあまりにもひどすぎる!」
(翻訳・藍彧)