フランスの大手小売業であるカルフールは、中国の景気低迷に耐えかねて、中国では平均3日ごとに1店舗を閉鎖している。河南省での店舗はすでにゼロとなっている。
カルフールは16年前から河南に進出し、16店舗を出店してきたが、コロナ禍とゼロ化政策により、11月15日に河南省の最後の店舗が閉店した。関連統計データによると、今年9月末まで、中国本土のカルフール店舗は、昨年より54店舗減少し、残り151店舗となった。
これまで、雲南省昆明市のカルフール店舗で買い物券の不具合や棚が空になったというニュースがあった。そのため、同社は昆明市からも撤退するのではないかという憶測を呼んだ。
しかし、カルフールの昆明広報マネージャの高菲氏は、「売れ行きの悪い商品や売れ筋(量)の多い商品の転換を含め、サプライチェーンの調整を行いたいだけだ」と否定した。
カルフール以外にも、ウォルマートは昨年、中国で30以上の店舗を閉店した。中国本土の大手スーパーマーケットチェーンである永輝スーパーマーケットは、数百店舗を相次いで閉店し、時価総額の840億元(約1兆6千万億円)が蒸発した。
(翻訳・藍彧)