河南省鄭州市のフォックスコンで23日未明、新たに採用され従業員は騙されたと思い、工場のある園区から逃げ出そうとし、現場にいる警察官と激しく衝突した。
ネットユーザーが投稿した動画には、フォックスコンが全国各地から新たに採用された従業員らが、フォックスコンに騙されたと主張し、大量の従業員が園区の入り口に集まり、一斉に園区から逃げ出そうとしている様子が映っている。
ある従業員は「事件発生の原因は2つある。1つは、契約の工期が3月15日まで(無断)延長された。もう1つは、工場内にコロナの陽性患者がいる。新入りの従業員たちは新型コロナウイルスに感染されたくないから、園区を飛び出し、帰郷しようとしたところ、駆け付けてきた警察隊と衝突した」と暴露した。
情報筋によると、23日午前5時、従業員と警察の衝突はエスカレートした。警察は催涙ガスを使用し、従業員は消火器を使って反撃したという。
現場の様子が映る動画によると、23日朝、園区の入り口はすでに警察、特警に囲まれ、従業員たちは宿舎エリアに集まり、遠くで警察側と対峙している。入り口あたりは、まるで戦争が発生したかのように荒れている様子が映っている。
(翻訳・吉原木子)