(イメージ / Pixabay CC0 1.0)
先日、カナダ・トロントの有名なコンサートホールで神韻交響楽団の演奏を聴いた。指揮者が腕を上げた瞬間、芸術家の上品な気質と美しい動作に魅了された。私は目をつぶって、自分の思想を空にし、コンサートホールの音楽に身を任せた。その時、心の奥底から幸福に浸っていると感じ、涙が止まらなかった。
たとえ音楽に関する知識を持っていなくても、曲名と解説すら理解しなくてもいい。それらの知識がかえって音楽鑑賞の邪魔になるとさえ思えてくる。それほど神韻交響楽団の音楽は、私たちが共通して持っているものを共鳴させる力がある。日頃の固執した観念を放下し、ただ純粋な心で神韻の音楽を聞くだけで、貴重な収獲を得ることができる。
神韻交響楽団の独特さは、西洋と中国の楽器の組み合わせである。悠揚で深遠な二胡と剛柔相済の琵琶。この2つの楽器が織りなす音色は久遠の時空を突き抜ける力があり、古の記憶を呼び覚ます。中国楽器に魅了されて、多くの西洋人の観衆は長い間起立し、熱烈な拍手喝采を送る。
実際に、神韻交響楽の洪大さと美麗さを描写し尽くすことはできない。ここではただ私の稚拙な表現を用いて、私の内心の神韻に対する無限の尊敬を表しただけである。そしてこの短い文章によって、縁のある方が神韻を見逃さないようにすることができれば幸いだと思う。
中原漢麗(Elegance in the Middle Kingdom):
古風(Ancient Melody):
神韻2020日本公演:
(文・寧静)