中国山東省泰安市で15日昼、ある男が凶器を持って、人質を取って銀行強盗を行った。大勢の武装警察、特殊警察が銀行を包囲し、現場から銃声が聞こえた。
中国公式メディアの報道によると、山東省泰安市泰山区の財源通りと校場街の境にある中国銀行(泰安泰山支店)で15日、強盗事件が発生した。
記事によると、凶器を持った男が強盗に入り、人質1名を取り、「人質と一緒に死ぬ」と叫んだという。警察側は容疑者が銃を持っていると伝えたが、爆薬を持っているという噂もあったという。13時12分に容疑者は警察に射殺され、人質の救出にも成功し、他に死傷者はいなかった。
ネットユーザーが投稿した動画では、大量の武装警察、特殊警察が現場に到着し、強盗にあった銀行を包囲した様子が映っている。多くの狙撃手が銀行周辺の建物のベランダや屋上、階段などの高所に乗り込み、銃を構えて容疑者を狙っていた。
情報筋によると、銀行強盗をした男はコロナ禍で仕事を失い、(住宅)ローンの返済に追われ、借金をして商売をしていたが、何度も事業に失敗した。287万元(約5.5千万円)の借金を抱えて途方に暮れて、最後は仕方なく銀行強盗したという。
(翻訳・藍彧)