中国のSNSでこのほど、北京南駅の高速鉄道のホームに高級車が直接乗り入れ、駅の女性乗務員が車両の外で待っている写真が投稿された。
海外にも流れたこの写真は、中国共産党高官による特権の乱用についてネットユーザーの注目を集めた。
あるネットユーザーは、写真の中の車のナンバープレートが「京AG6205」であることに気づき、「京AG」が高層指導者または北京市政府の専用車で用いられるナンバーで、「京AG6」は「副国級」以上の政府高官の車に違いないと説明した。
SNS上で、中国共産党幹部の特権乱用を批判する多くの中国のネットユーザーのコメントが殺到した。
「現実は小説よりもひどい」と嘆いた人がいれば、「駅の設計はとにかく先進的で、最初から役人のための専用道路が整備されている」と揶揄った人もいた。
また、英国のボリス・ジョンソン元首相や明仁天皇が列車に乗る写真を投稿し、中国共産党幹部を無言で批判したネットユーザーもいた。
(翻訳・吉原木子)