米ゼネラル・モーターズ傘下のビュイックは2日、中国で新車を発表した。新車の椅子の座り心地をアピールするため、「一度座ったら、降りたくない椅子」というキャッチフレーズを打ち出した。しかし、それは、習近平総書記が退任しないことをほのめかしたとして、中国のネット上でブロックされた。
「ビュイック」はこのほど、椅子の広告が原因で、新車の宣伝活動がブロックされたと、自由時報が報じた。ネットユーザーのツイートによると、ビュイックは2日、中国で新車を発表し、同社の公式サイトで「カウントダウン1日、座ると降りたくない椅子へご招待します」と椅子の座り心地を宣伝していた。
しかし、この「座ったら、降りたくない」という表現は、習近平氏が異例の再選を果たし、総書記の座に座ると降りたくないを暗示しているのではないかと疑われている。
記事によると、ビュイックはこの影響で宣伝活動が中止され、同キャッチフレーズも公式サイトから取り下げられたという。
(翻訳・吉原木子)