プーチン大統領(Kremlin.ru, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons)

 ロシアのプーチン大統領は7日、ウクライナの多くの領土の占領に成功したことを勝利だと公言した。また、戦争がエスカレートした場合、ロシアが先制して核兵器を使用するという脅しも発した。

 プーチン大統領は7日、大統領人権委員会のメンバーに対する演説で、ロシアのウクライナ侵攻によりアゾフ海がロシアの内海になったと賞賛した。また、プーチン氏は、なぜロシアが核兵器の先制使用を放棄しないのか、なぜロシアが核兵器を使用する可能性が高いのか、参加者に理由を説明した。

 「いずれの場合も、(ロシアが)先に核兵器を使用しなければ、後の核兵器使用者にもなれないことを意味する。なぜなら、我が国の領土が核兵器によって攻撃される可能性は極めて低いからだ」

 プーチン氏は、自分が正気で、核兵器が何であるかをよく知っていると主張した。「(核兵器は)挑発や衝突をエスカレートさせるためのものではなく、(他国を)脅かす武器だ」とプーチン氏は述べた。

(翻訳・藍彧)