(イメージ / Pixabay CC0 1.0)
小さなクスノキが庭に植えられた瞬間から、世界はこの木のために動き始めた。
ミミズは土を改良し、クスノキの根がよく伸びるようにした。
庭師は毎日水をあげ、クスノキはなんとか枯れずに成長した。
朝霧もこの小さなクスノキに栄養を与え、葉っぱをより緑にした。
太陽は時々顔を出し、クスノキに光合成をさせた。
夜は毎日訪れ、クスノキに十分な睡眠を与えた。
梅雨が来た。雨は庭師に代わり、クスノキに十分な水を与えた。
時々雷が鳴り、空気に窒素を満たし、クスノキに優れた栄養素を与えた。
そしてクスノキも徐々に成長し、昆虫が枝や葉っぱを這いまわり、鳥も飛んでくるようになった。
庭に小さなクスノキが植えられ、周りの世界が彼の成長を助けるのと同じように、心の中に小さな願いを持つと、全世界がその成就を助けてくれるのです。
(文・沙山懐若/翻訳・謝 初如)