湖北省武漢市の街頭には10月30日、突然大量の武装警察が現れた。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国共産党第20回全国代表大会以降、中国全土で再び感染拡大している。湖北省武漢市の街頭には10月30日、突然大量の武装警察が現れた。多くの団地や店舗が閉鎖されている。

 地元住民によると、武漢市の感染拡大につれ、封鎖地域も拡大し続けている。現在の街には人がいなくてほぼ空っぽな状態となっている。多くの団地が封鎖され、店舗が全部営業停止となり、ひいてはフェンスで囲った場所もある。

 武漢市のネットユーザーが投稿した動画では、10月30日に武漢市の街頭に突然、防疫車両を含む大量の軍用車が現れた様子が映っている。ロックダウン(都市封鎖)の支援だという。10月31日、武漢市に進駐した軍隊は、現地の団地の閉鎖行動に参加した。

 これに対し、多くのネットユーザーが批判や揶揄するコメントを寄せた。

 「新型コロナウイルスは、決して中国共産党の政府、警察、軍の間で感染しないようだ。新型コロナウイルスも党の言うことを聞くのか?」

 「軍隊はウイルスを鎮圧しに来ているのではなく、彼らにもそんな能力はない。暴動を防ぐために民衆を弾圧しに来るしかない」

(翻訳・藍彧)