中国河北省保定市(ほていし)の男性がこのほど、ロックダウン(都市封鎖)期間中に、子供に粉ミルクを買うため、刃物を持って、防疫検問所を突破しようとしたが、逮捕されたというニュースがネット上で流れた。
河北省保定市白溝新城公安局の公式ウェイボー(微博)は1日、この男が刃物を持って、車で防疫検問所を突破しようとする行為は、規定に違反したとして、特別な事情により罰金100元(約2000円)を科すると発表した。
この話題は、ウェイボーや百度(バイドゥ)の検索ランキングにのぼった。多くのネットユーザーは男性に同情し、当局の防疫政策を非難した。
「この男がこのような過激的な行動を行う前に、きっと何度も助けを求める電話をかけても結果が出ず、解決できなかったため、どうしょうもなくやってしまったと信じる。お金で解決できれば、決してこんな過激な行動を取らない」
「正常なルートで必要な物資を手に入れる方法があれば、刃物を持って防疫検問所を突破することを選ばないだろう?」
「子供のためだ!大人は一回の食事を抜いても何とか我慢できるが、子供はできない。反省すべきのは彼ではない!」
(翻訳・吉原木子)