ロシアの最新鋭戦闘機「Su-34」(Mil.ru, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons)

 ロシアは世界各国からの制裁措置により、ロシア国内での半導体チップ不足が深刻化している。ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって以来、中国だけがロシアに半導体チップを供給しているが、不良率が4割に達している。

 ロシアハイテク企業は、中国から受け取った半導体チップについて奇妙なことに気付いた。中国製の半導体チップの最大4割が不良品となっていることが判明した。

 ロシアの経済紙コメルサントによると、中国からロシアに出荷された半導体チップの故障率はここ数か月で1900%増加した。ウクライナへの侵攻前の半導体不良率は2%であったが、ウクライナ侵攻後は40%となったという。

 報道によると、輸入チップの不良率は2%だった時、当時は米国と台湾からの輸入がほとんどだった。侵攻戦争以降、ロシアに半導体チップを供給しているのは中国だけで、その不良率は40%にものぼる。

 17日、ロシアの最新鋭戦闘機「Su-34」が制御不能となり、9階建てのビルに衝突し、爆発した。19日の最新報道によると、この事故により死者14名、負傷者19名となった。ロシアのメディアは、これは半導体チップの問題、つまり中国の問題であり、中国の半導体チップの品質が悪すぎると非難した。

 報道によると、不良率が2%でも理想的ではなく、多くのパーツ製品が品質にかなりの問題を抱えており、40%の不良率はまったく使用に適していないことを意味する。

(翻訳・藍彧)