中国10月1日の「国慶節」に、北京飯店は真っ暗。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国10月1日の「国慶節」に、北京の街頭、特に天安門広場周辺は厳重な警備のもと、警察官や私服警官の姿があちこちに見られた。天安門広場からわずか500メートル離れた北京飯店も真っ暗で、隣りの故宮(紫禁城)前の通りにも明かりがないという異常な光景を目にしたネットユーザーがいた。

 ネットユーザーが投稿した動画では、10月1日夜、北京飯店は真っ暗で、どの窓にも明かりが付いていなかった様子が映っている。北京飯店前の通りも照明がなく、停電している状態のようだ。

 北京飯店は天安門広場と故宮に隣接する長安街にあり、向かい側は北京の中心地である王府井(ワンフーチン)に隣接している。ネットユーザーからは、「こんな大事なところで停電か!異常だ!」という疑問の声が上がった。 

 故宮入口前の通りの街灯も消えており、普段は祝日や休日でなくても常に点灯しているのに、当日は点灯していない。

 故宮は中南海のすぐ隣りにあるため、ネットユーザーは、中南海で何か大きな出来事があったのではと推測している。

 元ジャーナリストの趙蘭健氏は、「北京飯店は10月1日の夜、真っ暗で電気がないことが判明した。これは異常だ。本来ならば北京飯店というレベルのホテルは、必ず非常用自家発電機があるはずだ。ネットユーザーによれば、北京飯店の公式サイトもブロックされているという。私は以前、北京飯店の友人から、北京飯店には中南海に直接つながる地下通路があると聞いた。皆さん、これはどれだけ大事なことか、考えてみてください」とツイートした。

(翻訳・藍彧)