中国では最近、パンの耳、ハムの切り落とし、ケーキの切れ端など、主に副産物からなる「切れ端」と呼ばれる新しいタイプのスナックが登場し、その比較的安価な価格から、ネットユーザーたちは「おやつの自由」を実現できると喜んでいる。しかし、その品質が原因で、ネット上のレビューでは賛否両論、激論が巻き起こっている。
「2022年第1四半期魔境消費の新潜在力白書」によると、今年第1四半期の淘宝網(タオバオワン)網と天猫「テンマオ」の2つのプラットフォームだけで切れ端おやつの売上高は2000万元を超え、前年同期比17倍以上増加した。切れ端おやつは、当初、比較的安い価格で買えるため、見た目はよくないが分量が多いことでブレイクし、生産側もこのような方法で損失を節約でき、生産中の副産物を収益化することができるからこそ、登場したのだ。
しかし、切れ端という名目で販売され、実際には露出度を高めるためにレギュラー商品が使用されているものもあることが明らかになった。
中国のネットユーザーはこのようなブームに対する評価が両極的で、「安くて量が多い」「企業の無駄を省ける」という意見もあれば、その品質や安全性に疑問符がつくという見方もある。多くの切れ端おやつが密かに値上げされ、「大容量で安い」というメリットを失っているという指摘もある。
(翻訳・藍彧)