世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は14日の記者会見で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)について「終わりが視野に入っている」と述べ、収束が近づいているとの認識を示した。しかし、中国共産党は現在、「ダイナミックゼロコロナ」政策を進めており、止まる気配がない。中国ネット上では、関連するトピックがすぐにブロックされた。
WHOテドロス事務局長は14日、オンライン記者会見で、「私たちはパンデミックを終わらせるため、かつてないほど良い状況にいる。まだ到達してはいないが、終わりは目の前だ」と述べた。
中国で新型コロナウイルスが発生してからここ2年以上の間、WHOは中国共産党と密接な関係にあると認識され、ウイルス源の追跡問題でも中国共産党を支持してきた。しかし、今、テドロス氏はコロナが終息に向かっているという発言に対し、大勢の中国ネットユーザーから、手のひらを返したようなコメントが殺到した。
「私はWHOに石を持ち上げて自分の足を打つようなことをやめるよう忠告する。コロナが終わったら、我が国のPCR検査業界はどうなるのか?これだけ多くの関連業界があり、自動PCR検査ロボットもあるのだから、WHOはいい加減にしろ!」
「終わるわけがない。我が国の疫病との闘いはまさに盛んな中にあり、関連防疫産業も日増し活況を呈しているのだから」
批判するコメントが炎上した後、ウェイボー(微博)はテドロス事務局長の発言をすぐにブロックし、検索しようとすると「このトピックページは関連法規およびポリシーに従って表示されていない」と表示される。
(翻訳・藍彧)